カリアティデス(女像柱) 1910年頃
ピエール=オーギュスト・ルノワール
リンカン(リンカーン)大学 バーンズ・コレクション
ピエール=オーギュスト・ルノワール
リンカン(リンカーン)大学 バーンズ・コレクション
カリアティデス(女像柱)は、ギリシャの神殿の柱によくみられます。ギリシャの抒情詩人「アナクレオンの牧歌」を読んだルノワールは、六十代後半から神話画を描くんだけど、この「カリアティデス」もその影響だと。
ラファエロの三美神と同様に、中年の女性を想像する。支えるというより、「もう、私達は漬物になるしかないの?」という悲鳴が聞こえてきそうな作品。
とってもある意味、コミックな作品だと思います。
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