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ちなみに、すべてのクリス・オールの挿絵とロバート・ヒューイスンの解説をそのままアップはいたしません。このエントリーは僕の個人的な感想もはいることになることをお伝えしておきます。

さて、どうしようかと悩みつつ、このイラストを使用させていただいた。

この絵は2枚目にあたる「Ruskin's Room」というタイトルだ。

サブタイトルが"The Sin of Rousseau."とある。SinはSin CityのSinだろうか。古典では形容詞 original が「原罪」の意味を表わす original sin という成語もあるらしい。

ロバート・ヒューイスンは、彼が「もう一人のルソー」であったと添えている。ベッドはにラスキンらしい男が横たわっている。顔が何かで覆われている。masturbation をほのめかしているという。それが「もう一人のルソー」なのか。罪深きもう一人のルソー?

4枚目にあたる挿絵も意味深である。


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ラスキンの情熱は激しく山を指す。なるほどと思う。

悪夢にむけてなのか、欲求不満なのか、とにかく羽枕を放り投げ、羽が舞っている。

隣室の両親の部屋で、父親が起き上がる。母親は眠っているのか、父親を起こしたのか。この父親を起こしたことは正解だというフレーズがあるが、これは隠語のようなフレーズなのだろうか。

ラスキンのベニスへの旅についても触れているが、聖ロコ講堂で世にも悲惨なものを見たというラスキン。ティントレットの天井画の荒廃が、「ヨーロッパにおける最も貴重な価値」というラスキンを打ちのめしたわけである。

ただし、このイラストの解説にも、少女という言葉がでてくるので、たぶんベニスの失望感を性、あるいはmasturbationのむなしさへかけているのではないか。

参考サイト RUSKIN LIBRARY
画像引用サイト
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